塾講師
塾講師(先生)とは、どのような人なんでしょうか?
入塾検討のため、教室に話を聴きに行っても、実際に子供たちに教える先生が直接保護者対応する塾は極めて珍しいため、教室責任者(営業担当)と話すことになるでしょう。したがって、実際生徒に教える先生とはどのような人物か、先生自身の募集・採用段階にさかのぼってみます。
塾講師JAPAN という塾講師の募集サイトがあります。
近隣の塚本駅をキーワードに検索してリンクしてみましたので、ためしにご覧ください。
「塚本駅」で講師募集塾を検索してみました。
はい (^_^;) 全部個別指導塾です。
個別指導の講師の給与体系など、ご覧いただけたかと思います。
学生や片手間講師は、同じ塾に長年携わることがないですから、
時給はほぼ、最低時給(または、研修時給) のまま勤務することになります。
もし私が学生なら・・・
コンビニやファーストフードのアルバイトを選ぶと思います。
今度は、同じサイトで、やはり近隣の十三駅をキーワードにしてみましょう。
今度は「十三駅」で講師募集塾を検索してみました。
ここでは個別指導塾と一斉・集団・クラス指導塾の両方現れますから、両者の比較がしやすいと思います。
もし私が学生なら・・・というか、実際に学生のころから、一斉・集団・クラス指導塾で週5~6日授業をしていました。
集団(クラス)指導で多くの生徒と触れることは、
短期間に得られる経験値・給与が大きい。 膨大な数の生徒反応パターンを実体験できる。 多くの生徒の前に出るため、 恥をかかないようにしっかり予習をする。
などの講師としての最低限の才覚が養われていくのです。
個別指導塾講師
逆に言えば、個別指導の講師は、
講師としての経験値・給与が得られにくい。 少数の生徒しか見ていないので、対応力に乏しい。 毎度おなじみの生徒ばかりで、 マンネリ・馴れ合い・怠惰にはしる。
教室管理者が講師としての経験が豊富で現役で授業を担当しているなら、各種研修をおこなうことで個々のアルバイト講師も成長するかもしれませんが、このような塾は個別指導塾の中では極めて少数です。
大多数の個別指導塾は、教室管理者は授業をせず営業に専念します。ですから、教室管理者の見ている前でアルバイト講師がとんでもないダメ授業をしても、管理者が授業の良し悪しを全く判断できないため、誰にも注意されることもなく成長も望めません。
また、講師の活力は当然のことながら時給の多寡が大きく影響します。講師の時給がコンビニやファーストフードのアルバイトと大差ない個別指導塾は、生徒さんにとって好ましくないばかりではなく、将来のあるアルバイト(大学生)講師にとっても、好ましくない労働環境です。
ここまでご高覧いただいた方に、少しリンクを張りましたので、是非・・
嘆かわしいことですが、これが現実です。
まぁ、知らずに働く大学生にも「無知」と言う責任がありますし、そういう無知な大学生が子供たちに何か教えたところで・・・とも思います。
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