塾の伝統 = 寺子屋
本来の塾は、高度な学習や学年枠を超えた学習をおこなう「有料教育」です。
昔の「寺子屋」です。
「寺子屋」・・古くは中世(鎌倉時代)にさかのぼり、学習意欲旺盛、かつ、ふさわしい家系の子息・息女が自発的に学ぶ民衆教育です。大規模な寺子屋は有名な私立学校法人となって今も残っています。
このように、塾・寺子屋は、
基礎力や必要最低限の学力を養成する場ではありません。
高度な専門知識を得て、訓練する場 すなわち 学習道場 です。
ダンスなり野球なりで身を立てるにはそれなりの教室やチームに入るべきでしょうし、学校では教えない高度な学習が必要な「難関校挑戦」には、それ相応の経験のある先生(塾講師)に師事するべきです。
習い事も塾も、始める動機は、
ダンスが
「好き・得意・やりたい・将来役立つ?」
だからダンス教室に通う
野球が
「好き・得意・やりたい・将来役立つ?」
だから野球を習う
学問が
「好き・得意・やりたい・将来役立つ?」
だから塾に通う
すべて同じ発想で、ごく自然なことです。得意なもの・必要なものに対して、より高度な技術や知識を得るために始めます。
逆にダンスや野球が苦手(嫌い)なら、わざわざそれを習わないし、習ったとしても効果は限定的です。当然学問にも同じことが言えます。
やれば出来るのではなく、やるために行くのが塾です。
学校の必要性
もし勉強が苦手で学校生活や進学に支障をきたすようであれば、塾などの有料教育機関ではなく、無料の「学校の先生」に対処・解決を求めましょう。
義務教育は、子供たちの学ぶ権利を保障しています。学校の先生は、子供たちに必要最低限の学力をつける義務を負い、その義務を果たすため、国が認めた資格を持っています。