そろばん 暗算 計算問題

小学校低学年の算数の授業では計算問題が花形ですから、計算さえできれば「○○君あたまいい!!」と、羨望のまなざしを浴びることでしょう。計算の得意な子は、そのつかの間、優越感にひたり、小学校ライフを楽しむことでしょう。

しかし、このような教育・学習は、小4までしか通用しません。

そろばん 暗算 計算 の限界

確かに小学生低学年は、算数=計算 という年代です。ついでに、国語=漢字 でしょうか。

しかし、学年が小5に進むと、文章題(割合・濃度)・図形 が花形になります。もちろん、理科・社会も正式科目として独立し、日本語で記された「問題文」を読み取らなければいけません。国語にいたっては言うまでもありません。

今まで、計算と漢字だけでやり過ごしてきたものが、全く通用しなくなるのです。

しかし、子供たちはどうでしょう。物心ついたとき(小学校入学)より、「勉強=計算と漢字」と思い込まされ、他の学習が存在するなんて知る由もありません。

誰かが子供たちに、

「計算や漢字ばかりでは、近い将来通用しなくなる」

と伝える必要があります。そして実際、そうしている保護者の方や教育機関、そしてその子供たち、すなわち「未来の成績優秀者」が存在します。

そろばん 暗算 計算 の弊害・デメリット①

問題を読まない。

計算問題には「問題文」がありません。あったとしても「次の計算をしなさい」という、どうでもいい問題文で、読まなくても差し支えのないものばかりです。

ましてや、そろばんや暗算にいたっては、数字が印刷されているだけです。しかも解答の正確性よりも速く処理することやその姿勢向上が至上命題であるため、書く文字は荒く乱れ、視野も狭くなるでしょう。

視野が狭い ⇒ 集中力 等は、欺瞞そのものです。

そろばんに限らず、問題文が(ほとんど)ない問題は、何も教えなくても子供たちが勝手に解けますから、教えるほうは何もしなくていいのです。ただ子供たちを座らせて、様子を見ているだけです。

こんな学習をひたすら続ければ、問題を読む能力は無くなります。

これは、「問題文がない」ような問題を使って教育をおこなった教育者と、そういう教育を受けさせた保護者が悪いのであって、子供たちには罪はありません。

しかし、近い将来苦労するのは、問題を読まなくなった子供たちです。

子供たちは被害者です。

そろばん 暗算 計算 の弊害・デメリット②

あてずっぽう。

小学生だけでなく中学生でも、問題が解けたときに「当たった!」という子が結構居ます。もちろん、成績は悪いです・・・・

小学生時代、問題を読まなくなった子供たちです。何も解らなくても年齢によって勝手に進級する義務教育ですから、小5時代をわけのわからないまま過ごしても、中学生になれます。

こういう子供たちが問題を解くとき、このように試行します。

算数の問題文を読まない(見るだけ)
文章中の「数」を見つけて○で囲む
掛けてみる
割ってみる
足してみる
引いてみる
それで無理ならあきらめる。

この繰り返しです。

計算が得意&速い子は、ただ速く答えを導くために、全く考えず、でたらめに処理します。もちろん、答えが「当たる」とは限らず、しょっちゅう間違え(ハズレ)ます。ですが、現代の小学校の教育現場では「間違えてもいいから、出来た人は手を上げなさい」で、間違えてもノーリスクです。間違えたらすぐ他の処理をして手を上げる早押しクイズ。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式です。

さらに、そろばんのように、時間制限いっぱいまで順番に解くだけで,ゴールがないシステムでは、正答率を上げることではなく,たくさん解いて正解(当たり)を増やすことに執心するため,「見直し」という概念さえ育ちません。

もはや,間違えるのが当たり前の世界ですから,予想に反して思いがけず正解だったときに「当たった!」というのです。

テストでは,採点される答えは一つだけです。得点は低くなって当然です。

試験の後、やり直しでできたとしても、それは、一度間違っ(ハズレ)ているために、第二候補の処理を行っただけです。やり直しだから出来たのです。

そろばん 暗算 計算 の弊害・デメリット③

常識がない。知らないことが多い。

小学生には幅広い学習が必要です。算数・国語・理科・社会をはじめ、その他いろいろ学ぶことがあります。にもかかわらず,算数,もっと狭い範疇の「計算」に週3日・週4日やそれ以上浪費してしまうと、知識や常識を体得出来なくなります。

低学年の子供たちは,やわらかく高性能な頭脳を持っています。人生二度とない「天才」の時期に単純作業である計算ばかりというのは、あまりにもお粗末です。この上ない愚行です。

足す・引く・掛ける・割る しかない世界に、子供たちを閉じ込めてしまう教育者もいかがなものかと思います。そもそも、四則を教えてしまえば、他に何も教えることはありません。計算なんてそんなものです。私なら,分数も含む四則を三週間で全部教え,出来るようにします。

そして,そろばんでは分数すら対応できません。テストや試験中に,そろばんを使えません。暗算も、よほど極めないかぎり桁数に限界があります。桁数が多いと結局「筆算」に頼ることになるのですが,暗算するクセのある子は,筆算方法を覚えようとしません。イザ自身の暗算能力を超えた計算問題に直面した時、筆算ができないので、単なる計算問題ですら解けません。

そして何より、週3日・週4日やそれ以上、そして気が遠くなるほど長い年月、教室に通わせ、「単純作業だけ」を教え続ける、その「中身」って何なのでしょうか。冷静に考えてみてください。

要するに、
そろばんや計算だけに時間と労力がかかり過ぎ、大切なものが犠牲になる
ということです。

単純計算ごとき、100均の電卓で十分です。電卓は試験でも使えます。(簿記試験など)

小学生の「脳力」開発

集中力を付けるなら、ゲームをさせてください。多角的にアタマを使い、計算やそろばんより遥かに役立ちます。キャラクターの台詞の読み取り、作戦の構築のみならず、ソーシャルゲームなどでは、他のプレイヤーとの駆け引きも必要です。ですから、かなりの「脳力」を要求されます。

もちろん、ゲームをするのにどこかの塾に通う必要はありません。スマホなどでダウンロードすれば良いです。プログラミング教室などありますが、通う必要はありません。

>>理科 が入試の合否を決める

そろばんのメリット

そろばんを習うことは悪いことばかりではありません。そろばんに、一つの文化としての価値、または手先を使い脳を活性化する効果などがあるとすれば、年配の方にこそお勧めいたします。

そろばん 人口( 大阪 )と 全国学力・学習状況調査

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